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古くて新しいケヤキの胴差し

2010年12月28日

木造の伝統工法は地震力による水平方向の力に対して強力で故人の知恵の生きた武器があります。

木は誰もがご存知のように鉄のような硬さが無く柔らかくめり込む性質があり、縦に並ぶ柱の高さの違う位置で横方向に何箇所か繋いでおくことで柔らかく横揺れを吸収し、これを発揮できているのではないでしょうか。

大黒柱や通し柱、それらを梁の下段で繋ぎ室内に「私がここにいるよ」と言わんばかりに姿を現している胴差しを見るたびに「いやー、ここにもあった、よくぞ頑張っていてくれた」と。

そんな胴差しを何代にもわたって磨き慈しんできてみえる建築主さんの思いを、生き返らせてあげたいと思うのは建築を志している人間であれば共通でしょう。

樹齢はおそらく100年以上、であればその構造上の耐力はそれと同じくらいは衰えることはないとかの西岡常一さんがおっしゃっていました。

居間と書斎の間や書斎の北側、和室の間仕切り境など、全てのケヤキの胴差しを化粧で残す納まりを何箇所も残すU_houseのデザインの特徴としないわけにはいきません。

その納まりの現場確認の日です。

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