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2011年08月 アーカイブ

2011年08月02日

塀の基礎

2010年11月6日

塀の基礎コンクリートが姿を現してきました。
石垣は、既設をそのまま利用しているところと解体して積み直している部分があります、安定感が増すようにコンクリートの立ち上がり部分は全体が一体化して地中梁のようにダブル配筋になっています。

道路との区切りがはっきり見えてきて足場を解体すると建物を引き立ててくれるのが想像されます。

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2011年08月03日

玄関のアプローチ

2011年4月14日

足場が解体された後の現場チェックでは、内装仕上げの材料を現場の状況を踏まえたうえでの再検討と同時に外構や庭園の仕上げ方について、現場へ足を運ぶたびに考えることが重要です。

道路から北へのアプローチの延長線に表門を作り、その引き戸を入って右を向くと玄関があるという演出がしてあります。
京都の町屋の露地を思い浮かべて平面プランを計画してこのようになりました。

右側の車庫の居室と、左側の浴室洗面所の部分との間隔寸法を踏まえて、どのような仕上がりが「露地」のイメージとしてふさわしいかを考えています。

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2011年08月04日

洗面所前のトップライト

2010年11月10日

内部の造作も形が見えつつあります、こちらは洗面所の前のトップライトです。
単に日の光を室内に取り入れるという目的だけではなく、ワンルームとなった居間とダイニングの北側に位置して通風が望める位置でもあり、季節によっては階段室にまで風を引き入れてくれるのではないかという位置でもあります。

ユニバーサルデザインの意味合いのいても省エネということを考えても、室内を明るく通風を良くするというトップライトを多用しますが、残念ながら気密度が良くても網戸がいまひとつ納まりがいいものがないのが現実です。

この日は網戸の納まりやトップライトに隣接する間仕切りとの収まりを打ち合わせに来た日でした。

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2011年08月05日

玄関ホールの窓

2011年4月14日

玄関に立つとご覧のような嵌め殺しのサッシが迎えてくれます、ホールは南北に長く、北が車庫に繋がり南へは和室そして居間へと繋がります。
見えているのは西隣の敷地ですが、間隔が1m程あり目隠しの竹塀にて坪庭のようにしてホール側の空間として取り込む形です。

西側の窓ですから明るさの確保はもちろん期待していますが、夏には西日の日射による熱を遮るブラインドの役目をさせるには何がよさそうかを考えながら眺めていた日です。

下の画像は玄関ホールから車庫へ抜けるアルミの引き戸ですが、ここで気密の境界ラインとするためにA4等級のサッシとしています。

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2011年08月06日

玄関と居間の勾配天井

2010年11月12日

玄関からその北に位置する居間とダイニングとは間仕切りで区切られていますが、天井はひとつの勾配天井で繋がるようなデザインになっています。
勾配に低いほうは玄関を入ったすぐ上部、直線状に北に向かって高くなってゆく最上部に開閉式のトップライトが取り付けられています。
既設の建屋内となる居間の部分と増築部の玄関を一体化することと、居間とダイニングの広くなった空間の天井を高くみせる役割を担っている装置です。

無地のヒノキ板が綺麗であればあるほど価値が出てくるのが、この納め方です、何度も使ってきた手法ですが今回も成功したようです。

そう思いつつこの画像を眺めています。

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2011年08月08日

家具工場の見学

2011年4月15日

造り付けの家具は、2階の洋室内のテーブル兼収納や1階の収納などですが、家具工場で表面材の見本の確認と製作図のチェックを建築主さんを交えて行った日した。

家具の出来不出来が部屋の価値を最後に決定してしまうこともあります、工程のこの段階に家具やクロスや珪藻土など内装に関連する事柄は見本を用意して現場主義で進める必要があります。

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2011年08月09日

玄関の縁板

2011年11月15日

ケヤキ材の玄関の縁板は、取り付け方法と寸法を現場で決めておき、工場にて部材塗装と加工組み上げた上で、現場では取り付けのみです。
ケヤキは杢目が美しいのですが永い時間経過で狂いが出ることがあるため、ボルトなどの金物でキッチリ固定する必要があります、そして万が一狂いが出た場合のメンテナンスの方法も決めておきます。

それらしさが生かせるようにと考えてケヤキの杢目のように曲線的な裁断をお願いしてありましたが、ご覧のように美しく出来上がっていました。

現場に搬入する前に工場へお邪魔して出来具合を確認に来た日でした。

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2011年08月10日

杉パネルの仕上げ

2011年4月19日

居間の吹き抜けの2階廊下となる上部には、杉の化粧パネルの一種で「Jパネル」という水平構面材として水平方向の剛性を確保できる製品を使用します。

構造計算では吹き抜けのこの位置に取り付けることによって、吹き抜けによる剛性の低下をフォローできることが確認されています。

杉パネルの美しい杢目も気持ちのいいものですが、構造上の安心感と小屋裏にちょっとした物置が出来るという嬉しい一面の見逃せません。

素材は杉の無垢材ですから、完全な無地というわけにはいきませんが、癒してくれる香りや色はやはり好きですね。

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2011年08月12日

階段の加工

2011年11月15日

階段の材料は玄関や床と同じケヤキの無垢材を使用していますが、硬くて磨耗性があるだけでなくも木目も特異性があってダークな味のある色も足の接する部分には適しており、古くより珍重されています。

階段は加工が複雑で大工さんにもご苦労をかけたようです、ご覧のような踏み板を受けるササラの切り込みは材料の総サイズに対する割合を考えて、踏み板では一枚のままでは狂いが激しくなりそうな部分は金物で繋ぎ合わせることにより、それを避けています。

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2011年08月13日

車庫のアルミ引き戸

2011年4月22日

車庫の引き戸が取り付いた日です。
製作図や施錠や引き手やレールなど見本の選定、種々の手続きを経て現場に運び込まれてみての確認です。
動きや施錠の具合など、片側6枚の引き込み戸ですから例が少ないだけに実際の使い勝手については現場で触ってみることになりました。

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2011年08月14日

外壁吹付けと戸袋

2010年11月18日

モクマドには戸袋の規格品はないためヒバ材にて大工さんに戸袋を作ってもらい取り付けられました。
画像で見る限りはあっさり納まっているようですが、製作図や材料吟味、塗装の色など検討を経てこの段階まできました。

外壁の吹付けも塀と同系色にて納まってきました。
戸袋内部も外壁材が仕上げられていますが、この上に鏡板も同じくヒバ材にて取り付けます。

この両者のバランスが外観を決定する大きな要素であることは間違いないようです。

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2011年08月15日

内装下地の進行具合

2011年4月26日

内装の下地については、シックハウスが問題になってからは、特にプラスターボードや無垢材、珪藻土類のような規制対象外で揮発系有害物質成分配合の可能性の低い材料を使っています。
材料メーカーもそのような素材のバリエーションを増やす傾向にあり、良い傾向ではないでしょうか。

壁や天井の下地はヒノキ柱にプラスターボードやラスボード、床はF☆☆☆☆の合板下地に無垢の根太です。

1階の中央部に位置する吹き抜けのある居間にもカバのフローリングが張られてゆき、部屋ごとの輪郭が浮かび上がってくる段階にきています。

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2011年08月16日

化粧格子は耐力壁

2010年11月22日

木造の耐震性能は壁量を一定量確保することを重要と建築基準法に謳われています。

もちろんそれに付随して基礎に床や屋根など水平構面、柱や梁など軸組みの材寸材質、それらの継ぎ手や仕口、構造部分の全体のバランスよく機能することが求められるわけですが、その中心的考え方には壁量の確保を据えています。

既設の部分と増築部分全体を新築したと考えて、建物全体にバランスよく壁量を確保するという設計にしました。

トップライトからの採光と室内のデザイン部材として、そして耐力壁としてもまさにこの場所に必要という計算結果に基づいて告示で認められた組み方で格子を作ってもらいました。

柱や土台への取り付け方法を確認に現場へ来た日です。

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2011年08月21日

まちかどけんちくか更新

作品集サイト、「まちかどけんちくか」の「数寄に住まう」の家づくりプロセスをアップしました。

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「まちかどけんちくか」はアップをスタートして早いもので12年目を迎えています。
デザイン性のある洗練されたサイトを目指してスタートしましたが、手作りの枠から飛び出すことも出来ず、そのもどかしさのストレスに耐えてまた趣味の高じた末とはいえ何度も編集をやり直してきました。

しかし何時からかそのストレスを感じることが無くなり、この仕事は営業行為というより記録を残すのが本意、あるいは淡々と書き連ねることがこのサイトの力、受験勉強の頃の「継続は力なり」という言葉が耳につくようになってきたからでしょうか。

12年も経過するともうこのサイトの存在そのものが安定を約束しているかのような錯覚に陥ってしまっています。
めでたい自己満足、まさに建築の設計屋の成れの果てです。

2011年08月23日

庭園の素材

2011年4月26日

北側の駐車場や表門から玄関にいたるアプローチ、玄関ホール西の坪庭、浴室前の坪庭、和室南の石庭、そしてテラス南の庭と、周囲には大小の庭園がちりばめられて生活の場面場面で視界に入ってくるように仕掛けられています。

建築主さんの既存の住宅にあった石や樹木のうち、親しみや思い出のあるものを踏み石や飛び石や低木として新しいそれぞれに調和させます。

画像は浴室の前庭の目隠し塀を施工中の様子と、和室から南の庭を額縁よろしく切り取った絵になるようにというところですが、職人さんが作業している絵になっているようです。

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2011年08月24日

丸太の復権

2010年11月22日

2階の小屋組は丸太で2段に組み上げられており隠れた部分で建物を支えていた縁の下の、否、屋根の下の力持ちでした。

2階の天井高さは伝統工法に見られがちな低めの天井だったことも踏まえて、リフォームではヒノキの無垢板でご覧のように勾配をつけてチョーナ(寺院建築などで使われている手カンナの一種)で削ったように丸太を見せてやることにしました。

ちなみにその下にはそれを受けているケヤキの大黒柱も見えてインテリアを力強くしています。

設計段階で小屋裏を見せていただいたときから、こうしたいという思いがこの日に実現することになったということです。

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2011年08月27日

配管の維持管理

2011年4月30日

住宅の人体の循環器のような存在、給水管や給湯管は配水管に比べると何らかの事情で交換や点検の必要が出てくる場面があることでしょう。

地下の物置は居間の前のホールの床下、ユニットバスやトイレなどの並ぶ隣に位置しています。

ご覧のように地下の物入れからはこれら設備のサヤ管の集合部分、ヘッダーが納められており、いつでも見える状態にしてあります。
どの配管がどこのものかをネーム入りで表示されているのが分かるでしょうか?

もちろんそれらの点検や修理が頻繁に起こっては困るのですが、基礎断熱では床下は室内空間で外気が入ることは少ないため、あえて床下を覗けるような構造にしたということです。

なお壁は外せるような施工をして仕上げておく予定で、画像は工事中のものです。

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2011年08月28日

階段の取付け

2010年11月25日

リフォーム前には階段は食堂の脇にありました、階段は1階と2階のプランを制約する部分ですからリフォームでプランに自由度を与えたいのであれば階段を思い切って移動してしまうのがコツです。

階段を南のずらして回り階段にすることによって生活の中心であるダイニングキッチンや居間を広くするという必要不可欠な選択になりました。

簡単そうですが階段というのは平面的な寸法のみならず縦方向の寸法が適切な納まりを阻害しますので現場で造っていくには困難を極めます。

階段部材をいくつかのパーツに分けて精度を上げるために工場加工を基本に周囲のとの取り合わせを現場打ち合わせで確認しながら慎重に組み上げていく作業です。

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2011年08月29日

玄関地窓の化粧木

2011年5月11日

玄関の西側には坪庭を望む地窓がありますが横の長さを廊下の距離に近いほうがインパクトがあって良いと考えていましたが、そのデザイン性を優先するために壁の耐力を落とすことは出来ません。

そんな意味合いのある柱ですよ・・・とその場所にはこぶしを振り上げたような柱を構造柱の前に増設して化粧の柱として残しておくことにしてあります。

こういった柱は現場を担当していただく材木屋さんにどのような材料が適切かを大工さんと現場監督さんの取り付ける上での参考意見を聞きつつ決定するのが常です。

この日は提案してくれた材料を倉庫に出向いて確認に行きました。

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後日、設置された化粧木を見に行ってみました、全体の状況が分かります。

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